葬儀の意味と基礎知識

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東京永代供養葬儀・葬式

家族や大事な方との死別は、残された方々に悲しみや痛みをもたらします。亡くなった方と十分にお別れし、故人の生き方、想いに沿ったお見送りをするのが葬儀の役割です。突然の事で、悲しみのうちに弔問客への対応に追われ、気がついたら葬儀は終わっていて、何だかスッキリしなかった等という話もよくあります。考える事も辛いお葬式ですが、良いお見送りが出来るよう、出来る限りの準備をしておきましょう。

価値観の多様化などの諸事情もあり、無宗教形式や火葬のみの方も増えてきました。各家の事情や故人の遺志、状況もありますから正解のある物ではありませんが、単に宗教的な事情だけでなく、残された方々の心理的な区切りを付けるという観点からも、葬儀は大切な物です。故人の為だけでなく、ご遺族の為のセレモニーでもあると言えます。悲しみに暮れる暇もなく、ご遺族には葬儀の準備が必要になります。

納棺は日程の決まりはありませんが、お亡くなりになった翌日に納棺を行い、その翌日にお通夜になるのが一般的です。基本的には遺族や親族が行い、棺を閉めてから合掌し、納棺の儀とします。御遺体の枕元に、死者を守るために「枕飾り」をします。必要な道具は宗派や土地の風習によって変わるのが通常です。

その中の1つ、「枕飯」はご自宅で炊きます。山盛りのご飯の上に箸を一膳、まっすぐに立てます。ご飯は、「枕飯」の分だけ炊いて全部を盛ります。決して豪華な式が全て良いとは言えませんが、大切な方が亡くなった事に対して、向き合って何かを感じ新たな出発を決意する、そういった役目もお葬式にはあるのではないでしょうか。

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