葬儀のときの忌と喪について

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仏教では、忌中(きちゅう)は忌(いみ)にこもる期間、喪中(もちゅう)は喪に服する期間、のことを意味します。忌のほうが死のけがれが重く、けがれが薄くなってくると喪になります。葬儀用語では頻繁に使われるので、忌を理解しておくと良いです。亡くなった人は忌明けになると、死後の行き先が決まります。

忌中は四十九日まで、喪中は一周忌までと考えます。近親者が亡くなった場合、喪中は身を慎みます。公の席や慶事(結婚式、落成式、祝賀会、など)は遠慮するのが古来からの習わしです。神社への参拝も控えるようにします。

葬儀のために会社や学校を休むことはありますが、忌中や喪中まで休むと長すぎるので、喪に服する期間は官公庁の服務規程による忌引き期間に従うことになっています。血族では、配偶者は10日間、父母は7日間、子どもは5日間、兄弟姉妹と祖父母は3日間、孫と叔父叔母は1日間、と決められています。婚族では、配偶者の父母は3日間、配偶者の祖父母と兄弟姉妹は1日間、と決まっています。葬儀だけれども仕事や学校を休めないという場合でも、故人と親しかったならばなるべく出席したほうが良いでしょう。

後になってちゃんとお別れをしておけば良かったと後悔する可能性が高いからです。病気などで出席できない場合には、代役を立てて行ってもらっても良いです。また、喪中に正月を迎える場合には、新年のお祝いも慎みます。新年の年賀状も控えて、11月~12月初めまでに喪中ハガキを出しておくようにします。

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